トカゲ図鑑lizards
トラキアアシナシトカゲ
- 分類
- アシナシトカゲ科 バルカンアシナシトカゲ属
- 学名
- Pseudopus apodus thracius
- 分布
- 南東ヨーロッパ(バルカン半島、ギリシャ、ブルガリア、トルコ北西部など)に分布し、乾燥した低木林、草原、岩石地帯、開けた農耕地などに生息する。
- 最大長
- 全長 約135cm
- 生態環境
- 昼行性 地上棲
四肢を完全に欠くヘビ状の形態を持つが、まぶたや外耳孔が存在する。胴体の両側面に皮膚の折り込み(側溝)を持ち、捕食後や抱卵時に体を膨らませることができる。日中に地表や草むらを移動して活動し、脅威を感じると不快な臭いのする液体を放出することがある。 - 食性
- 肉食性(カタツムリ、昆虫類(バッタ、甲虫など)、クモ、小型の齧歯類、小型トカゲ類、鳥類の卵など。)
- 繁殖形態
- 卵生(6–12個/回。1回/年。初夏に産卵し、メスは卵を保護する行動を見せる。約45–50日で孵化する。)
- シノニム
- Ophisaurus apodus thracius Obst, 1978
Pseudopus apodus thracius Jandzik et al., 2021 - 分類史
- 1978 — Obst (1978) により Ophisaurus apodus thracius として亜種記載される。
2021 — Jandzik et al. (2021) による遺伝学的・形態学的再検討においても Pseudopus apodus thracius として妥当性が認められ、有効な亜種として継続使用される。 - 参考文献
- The Reptile Database
Catalogue of Life
IUCN Red List of Threatened Species
Vertebrate Zoology
Wikipedia(英語版)
ヨーロッパアシナシトカゲ(Pseudopus apodus)の亜種の一つで、南東ヨーロッパを中心とした西方個体群。基亜種(P. a. apodus)やレバント亜種(P. a. levantinus)と比較して頭骨形態や鱗の形質に違いが見られる。




