トカゲ図鑑lizards
ヨーロッパアシナシトカゲ
- 分類
- アシナシトカゲ科 バルカンアシナシトカゲ属
- 別名
- バルカンヘビガタトカゲ
- 学名
- Pseudopus apodus
- 英名
- Sheltopusik,
European legless lizard,
European glass lizard,
Pallas's glass lizard - 分布
- 南東ヨーロッパ(バルカン半島)、中東、中央アジアからロシア南部にかけて分布し、乾燥した低木林、草原、岩石地帯、開けた農耕地などに生息する。
- 最大長
- 全長 約135cm
- 生態環境
- 昼行性 地上棲
完全に四肢が退化しておりヘビのような形態を持つが、まぶたや外耳孔が存在する。胴体の両側面に皮膚の折り込み(側溝)を持ち、捕食後や抱卵時に体を膨らませることができる。日中に地表や草むらを移動して活動し、脅威を感じると不快な臭いのする液体を放出することがある。 - 食性
- 肉食性(カタツムリ、昆虫類(バッタ、甲虫など)、クモ、小型の齧歯類、小型トカゲ類、鳥類の卵など。)
- 繁殖形態
- 卵生(6–12個/回。1回/年。初夏(6–7月頃)に産卵し、メスは卵を保護する行動を見せる。約45–50日で孵化する。)
- シノニム
- Lacerta apoda Pallas, 1775
Sheltopusik bicolor Latreille, 1802
Pseudopus serpentinus Merrem, 1820
Ophisaurus apodus Daudin, 1803
Pseudopus apodus Macey et al., 1999 - 分類史
- 1775 — Lacerta apoda Pallas, 1775 により新種として記載(原記載名)。
1802 — Latreille (1802) により Sheltopusik bicolor として扱われる。
1803 — Daudin (1803) により Ophisaurus apodus として Ophisaurus 属(ガラスヒバカリ属/アシナシトカゲ属)に配置される。
1820 — Merrem (1820) により Pseudopus 属が創設され Pseudopus serpentinus とされた。
1999–2024 — Macey et al. (1999) 等の分子系統解析により Ophisaurus 属からの分離・Pseudopus 属の独立性が肯定され、有効名 Pseudopus apodus として継続使用される。 - 参考文献
- The Reptile Database
Catalogue of Life
IUCN Red List of Threatened Species
Animal Diversity Web
Wikipedia(日本語版・英語版)
アシナシトカゲ科(Anguidae)において世界最大級の種。四肢は完全に退化しているが、泄殖孔付近に僅かな痕跡的後肢の痕跡(鱗)が確認できる。頑丈な顎を持ち、殻の硬いカタツムリなどを噛み砕いて捕食する。非常に長寿で、飼育下では50年以上生きた記録がある。






