トカゲ図鑑lizards
イロカエカロテス
- 分類
- アガマ科 カロテス属
- 学名
- Calotes versicolor
- 英名
- Oriental garden lizard,
Changeable lizard,
Eastern garden lizard,
Bloodsucker - 分布
- イラン東部、パキスタン、インド、スリランカ、ネパール、中国南部、東南アジア全域に広く分布する。フロリダ、モーリシャス、レユニオン等へ外来種として定着。乾燥林、熱帯雨林、農耕地、公園、庭園など環境適応力が高い。
- 最大長
- 全長 約37cm
- 生態環境
- 昼行性 樹上棲
樹木や低木の幹、生垣、壁面などを立体的に利用する。雄は高い位置に定位して縄張りを見張り、頭部を上下に振るプッシュアップ動作で威嚇や求愛を行う。繁殖期や求愛時には喉嚢や頭部を鮮やかな赤色〜橙色へ変化させ、急速な体色変化を見せる。 - 食性
- 肉食性(昆虫類(バッタ、コオロギ、アリ、甲虫、チョウ・ガの幼虫など)やクモなどの節足動物、小型トカゲ類、小型の小鳥の雛など。)
- 繁殖形態
- 卵生(10–20個/回(最大約23個)。湿った土中に浅い穴を掘って産卵し、約60–90日で孵化する。条件が良い地域では年に複数回産卵する。)
- シノニム
- Lacerta versicolor Daudin, 1802
Agama versicolor Daudin, 1802
Agama tiedemanni Merrem, 1820
Calotes versicolor Fitzinger, 1826
Calotes viridis Gray, 1845 - 分類史
- 1802 — Daudin (1802) により Lacerta versicolor および Agama versicolor として新種記載される(原記載)。
1820 — Merrem (1820) により Agama tiedemanni として記載される(後にシノニムとされる)。
1826 — Fitzinger (1826) により Calotes versicolor として学名が組み替えられ、Calotes 属へ移動する。
1845 — Gray (1845) により Calotes viridis として記載される(後にシノニムとされる)。
1885–2024 — Boulenger (1885)、Smith (1935)、Manthey & Grossmann (1997)、Grismer (2011) など多数の分類文献において有効名 Calotes versicolor として広く認識・継続使用される。 - 参考文献
- The Reptile Database
Catalogue of Life
IUCN Red List
Wikipedia(日本語版)
体色を急速に変化させる能力に富み、特に繁殖期の雄は喉嚢から頭部にかけて鮮烈な赤色に染まるため「ブラッドスーカー(吸血鬼)」の英名・異名を持つ。人為的な移動に伴い世界の熱帯・亜熱帯地域に外来種として定着しており、極めて高い環境適応力を誇る。


